宇久にて定置網漁を体験させていただきました

 

先月、3日間にかけて同じ小浜市は宇久の浦谷さんのもとで定置網漁を体験させていただきました。

 

その中で最も嬉しかったこと。それは、人と人との新しいつながりができたことです。

 

網を揚げ終えて帰港途中

 

不思議なことに漁師として共に命懸けで働くと

他の乗組員さんとは仲間・同僚・先輩・後輩・友達・知り合い、どれとも表現できない絶妙な間柄になるのです。

 

もしかするとその関係性が、家族ぐるみの付き合いや世代を越えた付き合いにもなるかもしれない。

そう想像するだけでも嬉しいです。

 

船の魚艙にためられたトビウオ

 

一つ、似たような親父の実例があるからこそ、ここまで心がおどります。

 

親父は若い頃、厚生丸という底曳網漁船に乗っていました。

 

そのつながりで、他の底曳網漁船である長光丸さん(宮内光利さん)・金録丸さん(井本治一さん)と当時に仲良くならせていただきました。

 

今では世代をまたぎ、息子である僕が金録丸さん・長光丸さんにお世話になっております。

網を揚げ終えて帰港途中②

 

治一さんと光利さんだけでなく、息子船長である翔一郎さん(長光丸)と健太さん(金録丸)にも僕は可愛がっていただいております。

 

この二隻の方々のおかげで、ぼくの仕事と生活は充実していると言っても過言ではないほど、海の上でも陸の上でも大変お世話になっております。非常にありがたいです。

 

親父・長光丸さん・金録丸さんの、この実例を知っているからこそ

今回の宇久定置網では漁師特有の距離感での、人と人とのつながりができたのが最も嬉しかったです。

 

ダンベにためられ、これから市場に運ばれるところ

 

また、僕は仕事もまともにできませんでしたが、宇久定置網さんには 3日分のお給料をいただいてしまいました。

美味しい分け魚も何匹もいただきました。

 

価値のある経験・お給料・分け魚をありがとうございました。

仕事に必死になっていたので、写真は少なめです。

 

ケンサキイカの墨を海水で洗い流しているところ。
この後大きさごとに分けられ、箱詰めされる

  

こんなに有意義な経験をさせていただいたのに、ブログに載せるのが遅くなりました。宇久定置網のみなさま、申し訳ございません。

 

 

魚を獲ることが楽しいのは言うまでもないので、今回はその点に関しては省略です。